【大切なお知らせ】「桜の襖絵」修復へのご支援をお願いいたします。~クラウドファンディングに挑戦~

いつも飛騨千光寺を応援いただきありがとうございます。当山には円空仏の両面宿儺坐像や立木仁王像をはじめ、「囲炉裏の間」や「龍天井」など数多くの文化財が伝わります。

桜を好んで描いたとされる江戸時代の絵師・三熊思考(花顛)による「桜の襖絵」も、当山を代表する寺宝の一つです。

思考はNHKの今年の大河ドラマの主人公と同じ時代に生きた画家で、この絵は天明7年に描かれました。シンプルで可憐な桜の絵を得意とした三熊思考の流れは、浮世絵や歌舞伎などの華やかな時代の中で、わずか60年あまりで途絶えてしまったため、全国にも数が少なく、特に千光寺の襖絵は思考晩年の大きな作品として貴重な存在です。

しかしながら豪雪地の寒暖差の厳しい山寺ということもあり、三度修復を経てもなお色落ちや顔料の剥落や紙の劣化が激しく、加えて建物(庫裡)の傷みや歪みによって、襖の建具や回廊も年々傷みが激しくなっております。

すぐにでも着手したい気持ちである一方、開山から千年以上の時を経て、年々修復を要する箇所が増え、負担の増大・後継減少によって、寺の維持作業や行事内容の縮小が進んでいることもあり、なかなか取り組むことができないでおりました。

この状況をどう脱するか悩んだ結果、この度クラウドファンディングに挑戦し、千光寺を想う方々にご支援を賜りたいと考えました。この取り組みを通じてこれまでご縁をいただいてきた方々に加えて、より多くの方に、両面宿儺と円空ゆかりの地、千光寺の歴史と文化財を次世代へつなぐ仲間となっていただきたいと願っております。

▼詳細・ご支援方法は下記からご覧いただけます。

https://readyfor.jp/projects/hidasenkoji/

第一目標金額:500万円

支援募集期間:1月27日(月) 9時〜3月27日(木) 23時