< 第一目標達成の御礼 >
このたびは飛騨千光寺のクラウドファンディングを応援くださり、誠にありがとうございます。
お陰様で、2月22日(土)に目標の500万円に到達いたしました。
実際これまでも関わりのあった方々をはじめ、クラウドファンディングをきっかけに新たにご縁をいただく方も多く、皆様への心からの感謝と、千光寺の文化財を未来に残す責務を実感しているところでございます。
今回皆様からいただいたご支援は、桜の間襖絵の補修の他、次の事業費の一部として大切に活用させていただきます。
(1)県指定有形文化財・桜の間襖絵の補修:200万円
(2)県指定有形文化財・桜の間襖絵の複製の制作:100万円
(3)「円空仏寺宝館」のうち、桜の間襖絵の展示スペースとなる場所の補修工事:100万円
(4)庫裏の破損した建具・回廊改修工事:150万円
クラウドファンディグは3月27日まで続きますが、目標金額を超過したご支援は、文化財保存修復と境内整備に使用させていただく予定でございます。
3月27日(木)23時の最終日まで、引き続き皆様のあたたかいご支援をお願い申し上げます。
▼詳細・ご支援方法は下記からご覧いただけます。
https://readyfor.jp/projects/hidasenkoji/
支援募集期間:1月27日(月) 9時〜3月27日(木) 23時
当山には円空仏の両面宿儺坐像や立木仁王像をはじめ、「囲炉裏の間」や「龍天井」など数多くの文化財が伝わります。
桜を好んで描いたとされる江戸時代の絵師・三熊思孝(花顛)による「桜の襖絵」も、当山を代表する寺宝の一つです。
思孝はNHKの今年の大河ドラマの主人公と同じ時代に生きた画家で、この絵は天明7年に描かれました。シンプルで可憐な桜の絵を得意とした三熊思考の流れは、浮世絵や歌舞伎などの華やかな時代の中で、わずか60年あまりで途絶えてしまったため、全国にも数が少なく、特に千光寺の襖絵は思考晩年の大きな作品として貴重な存在です。
しかしながら豪雪地の寒暖差の厳しい山寺ということもあり、三度修復を経てもなお色落ちや顔料の剥落や紙の劣化が激しく、加えて建物(庫裡)の傷みや歪みによって、襖の建具や回廊も年々傷みが激しくなっております。
すぐにでも着手したい気持ちである一方、開山から千年以上の時を経て、年々修復を要する箇所が増え、負担の増大・後継減少によって、寺の維持作業や行事内容の縮小が進んでいることもあり、なかなか取り組むことができないでおりました。
この状況をどう脱するか悩んだ結果、この度クラウドファンディングに挑戦し、千光寺を想う方々にご支援を賜りたいと考えました。この取り組みを通じてこれまでご縁をいただいてきた方々に加えて、より多くの方に、両面宿儺と円空ゆかりの地、千光寺の歴史と文化財を次世代へつなぐ仲間となっていただきたいと願っております。
▼詳細・ご支援方法は下記からご覧いただけます。
https://readyfor.jp/projects/hidasenkoji/
第一目標金額:500万円
支援募集期間:1月27日(月) 9時〜3月27日(木) 23時